あなたが前へ進むためには、自己受容が必要な理由
僕は朝や夕方に、良くランニングをします。小学生のころから短距離より長距離走が好きだったようです。
面白いことにこのランニングの話を誰かにすると、こちらから聞いてもいないのに「うわー私は1キロ歩くのも無理だ」とか「5キロも走ったら死んでしまうわ」と言う相手のランニング事情の話になることが多いのです。
ランニングする人は同じ経験があるのではないでしょうか?
僕としては、相手の人が走っても走らなくてもどちらでも良くて、ただ僕の走った話を聞いてほしいだけだったのですね。
実は相手の人が走ることに対する「自己受容」ができていないと、こうなるのだと感じています。
この「私は〇〇ができないから無理です」「私は昔から〇〇が苦手なんですよ」と言った言葉は、コーチングの中でもたくさん出てきます。
今回は、自己受容ができると世界がシンプルに見えて来て、前へ進むことができますよ、と言うお話です。
さて、この自己受容とは何でしょうか?
先日、アドラー心理学を紹介している名著「嫌われる勇気」の読書対話会をしました。
この本の「第五夜」の一節を読んだ時、この自己受容について、僕の中で「なるほど!」と合点がいったのでご紹介します。
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(青年)ありのままの自分に自信を持つためには、もっとポジティブになって自己肯定感を強く持て、何事も前向きに考えろ、と言っているのですか?
(哲人)大切なのは自己肯定ではなく、自己受容です。
60点の自分に「今回はたまたま運が悪かっただけで、本当は自分は100点なんだ」と言い聞かせるのが自己肯定です。
それに対して、60点の自分をそのまま60点として受け入れた上で「100点に近づくにはどうしたらいいか?」を考えるのが自己受容になります。
(青年)仮に60点だったとしても、悲観することはないと?
(哲人)もちろんです。100点満点の人間など一人もいない、と言うことです。
これを積極的に認めていきましょう。
「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めるのです。
我々は「与えられたもの」について、変えることはできません。
しかし、「与えられたものをどう使うか」については、自分の力によって変えていくことができます。
つまり、交換不能なものを受け入れると言うことです。
ありのままの「このわたし」を受け入れること。我々は何かの能力が足りないのではありません。
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なるほど!
僕はこれを読んだ時に「そうか、他人と比較しても意味が無いな。いちいち悲観的になる必要も無いやん!」と気づきました。
そして「与えられたもの」をどう使うかを考えるには、実現したい未来に向かって僕自身が成長することだ!これが、自分の個性の使い方につながるな、と思ったのです。
そう思うと、ランニングも他人と比較しても意味が無くて、それより昨日の自分より距離が伸びた!とか、ダイエットできた!とか、健康になれた!とか、そんな「自分の成長」だけに目を向ければいい話なんですね。
その方が明らかにシンプルだし、無駄なエネルギーを使わないで生きていけますよね。
これぞ「エコな生き方」だと感じました。
これからも、コーチとして与えられた自分自身の全てを使って、クライアントさんと向き合っていきたいな、と思いました。
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