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あなたは、変わりたい人?変わらない人?

コーチングでは、クライアントが本質的な変化を起こすことをゴールにしています。
時に「私はもう変われない」と言う人がいますが、僕は人は何歳になっても必ず変われる、と信じています。

例えば、クライアントの苦しかった過去の体験を、今に捉え直すことで、未来に希望が見えてくる、そんなことが起こっています。
すると、クライアント自身の行動まで変わってくるのです。

目次

過去体験を捉え直すということ

アドラー心理学を紹介している名著「嫌われる勇気」の序文に、以下があります。

ー------ー------
井戸水の温度は年間を通して18度。
夏に飲む井戸水は冷たく冬に飲むと温かい。
これは錯覚ではありません。

その時の「あなた」にとっては、井戸水の冷たさも温かさも動かしがたい事実なのです。
問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか。

あなたが世界を直視することができるか、あなたにはその勇気があるかです。
人は変われます。
ひとりの例外もなく、今この瞬間から。
ー------ー------

この文章から言いたいことは、人は、その時は辛く苦しい体験であっても、後に思い出して思考や心を整理してみると、当時の体験が、自分に何かを教えてくれていることに気づくこともある、と言うことです。

過去に起きた出来事を、辛かった体験のままにしておくとトラウマとして保存されますが、同じ出来事を大人になって捉え直してみたら、実は、自分の成長のための学びだったと気づくこともあるのです。

ある出来事に対して、自分がどう感じるかは、主観の問題です。

井戸水の温度は18度で同じ。冷たいか温かいかは、その時の本人の感じ方で変わるのですね。



ここからは、僕の過去を捉え直した体験談を書きます。

僕は、20代の時よくランニングをしていました。
と言っても、がんばって10キロのランニングが限界でした。

ところが、32歳の時に職場の人の誘いで、河口湖のフルマラソン(42.195キロ)に出場したのです。

これは、かなり無謀な挑戦でした。

11月の本番当日の河口湖は寒かったのを覚えています。
一周20キロの湖畔を2周とちょっと走ります。

スタートしてしばらくは、自分のペースで気持ちよく走れました。

また大きな富士山が僕を応援してくれているようにも感じたのです。

ところが二周目に入り、30キロを越えたあたりで、突然僕の体に異変が起きたのです。

両足が棒の様になり、動かなくなりました。
更に右ひざに激痛が走り、カクカクしだしました。

焦った僕は、走るのをやめガードレールに寄りかかり、やがてしゃがんでしまったのです。

「ヤバイ、もう立てない。」
僕はそう思いました。

これまでに体験したことのない足の痛さと、全身から来る疲労感、情けなさ、悔しさを感じたのです。

「これでレースは終わったな。」
緊張の糸が、プツンっと切れたのです。

ところが、しばらくして周りを見渡すと、同じようにガードレールに寄りかかる人や、道にしゃがんでいるランナーがたくさんいるのです。

みんな歩いてはとまり、ぎこちなく屈伸運動をして、また歩き出す。

その姿はまるでゾンビの様でした。
でも歯を食いしばって前進していたのです。

中には「一緒にがんばりましょう!」と声をかけてくれる人もいて、僕は「ありがとうございます」と答えるのがやっとでした。

知らない人達が、みんなボロボロなのに励ましあっている。

その空気のおかげで、僕は「ここであきらめないぞ!」その一心で前へ進みだしました。

一歩一歩、歩いては止まり、そして走り、ゾンビの様に繰り返したのです。

僕の人生で、ガードレールがこれほど愛おしく見えた時はなかったと思います。

「前へ!前へ!」
自分を鼓舞しながらゴールだけをめざしました。

40キロを過ぎてからは、道端で応援する子供たちが「がんばれー」って声をかけてくれるのです。

僕への声援ではないのでしょうが・・・
勝手にそう思えるから不思議です(笑)

僕は、激痛からの辛さと、応援の声が嬉しいのとで、涙が噴出しました。

その後、泣きながら無事にゴールし、その場にへたり込み立てなくなりました。

レース終了後の数日間は、特に達成感も喜びも感じませんでした。

あったのは「あんなに辛いマラソンには、もう二度と出ない!」と言う思いだけ。
走ることが、本当に嫌になっていたのです。

ところがです。

レースから半年を過ぎたころから「また来年走ってみたいな。
今度は練習して、止まらずに完走したい!」と思うようになったのです。

また僕は「4時間以上も運動し続け、激痛に耐えてゴールした自分はおもしろいぞ。他で苦しいことが起きても、きっと楽しめそうだな。」と思えるようになったのです。

体験学習ってこれなんですね。

この体験から、僕は人は個人の主観で何歳からでも、変われると気づきました。

そして、この学びは一度体に入ると後戻りしない、とも感じています。

人生100年時代、これからいろいろな理不尽や苦労に遭遇しそうです。

その時は辛いし、苦しいかもしれないけれど「こんな時こそ、変化のチャンス!」として捉え直して、変わり続けたいな、と思っています。

最近は、遠回りだけどこれがエコな生き方かもしれないな、そんな気がしています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。





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