【29歳どん底人間の大変身物語】コーチングとは何か?第四話~リーダーは夢を語ろう!~極意その2:前へ進む!
こんにちは!
”笑顔で生きる!”全力応援コーチの
すがちゃんです!
私は29歳の時、技術者の大先輩で
あるTさんと出会いました。
そのはじめのミーティングで言われた言葉
「あなたは、本当にこのままで
いいのですか?」が、きっかけ
となり、当時「劣等感の塊」だった
私が、仕事に前向きに取り組む私に、
大変身したのです。
それは、一話から三話でご紹介
した様に、私が「自分を認める力」
と「視点を変える力」を得たからです。
更にTさんは「リーダーのあり方」
についても、身をもって教えてくれ
ました。
その中でも大切なのは
「リーダーは夢を語ろう!」でした。
ここでは、前回と今回で、夢を語る
コツについて、Tさんの実際の行動に
も触れて書いています。
これは、どんな職場でも、また普段
の生活の中でも役に立つ内容だと
思います。
気軽に読んで頂ければ嬉しいです。
目次
- ○ リーダーは、夢を語ろう!
- ・前に進む。そこには「学び」がある。
- ・一粒の砂
- ・登りて低し、富士の山
- ・Tさんは、教えない
- ・Tさんが怒った!
- ○ 大切なお知らせ
- ・【無料60分体験コーチング】発想ノート術の解説付き!
- ・「嫌われる勇気」読書会開催します!
リーダーは、夢を語ろう!
「リーダーは、夢を語ろう!」
それには二つのコツがあります。
ひとつは
「未来を整理して、メンバーが、
森を見に行く環境をつくる」です。
もうひとつは、
「前へ進む」です。
今回はこの二つ目の「前に進む」
についてTさんの振る舞いも含めて
書きますね。
前に進む。そこには「学び」がある。
Tさんと仕事をしている時、
Tさんの振る舞いは、当時の私にとって、
驚くことばかりでした。
特に私が驚いたことのひとつに、
Tさんが「ではやってみましょう!」
と言うと、本当に動いたことです。
二人で仕事の計画について、話して
いる時もそうでした。
私が「これはやってみないとわから
ないですね。」と言う話をすると、
ほぼ間違いなく「ではやりましょう!」
と言われるのです。
そこで私が「えっ、でも上が何と言う
かわからないですよ」と言うと、
いつもニコニコしながら
「大丈夫、まぁやってみましょうよ。」
とやる方向で、ぐいぐいと押してこられ
たのです。
この好奇心から来る無敵の「大丈夫!」は、
私に「何とかなりそうだ!」と言う大きな
「信頼」と「勇気」を与えてくれました。
以前、金曜日の夕方に、仕事のことを相談
したら、休日なのに国会図書館へ行って、
調べてくれたTさんの行動や、その後の私
と誠実に向き合う姿勢が、この「大丈夫!」
を確かなものに、していったのだと感じ
ました。
一粒の砂
Tさんは、ご自分のノートに「気づき」や
「発想」を、大量に書いておられました。
私はある日、たずねました。
私「Tさんはもの知りですよね。
ノートが知識でいっぱいですね。
Tさんの知らないことなんて
無いですね?」となんとなく聞いた
のです。
すると、驚きの回答をされました。
Tさん「いえいえ、菅さん。私が知って
いることなんて、砂浜にある一粒の砂と
同じです。
知っていることは、これっぽっちですよ
(←指で砂をつまむ仕草)。
私みたいな落ちこぼれは、死ぬまで勉強
なんです(笑)」
私「・・・・。はぁ。Tさんほどの人も
まだ勉強されるのですね。すごいな。」
Tさん「私みたいな老ぼれは、あと
どれだけ奉公できるか?なんですよ。
だからどんどん変化していく社会から
置いてけぼりを食わないように、
一生懸命、勉強するしかないのです
ね(笑)」
私「なるほど。すごいですね。
Tさんから湯水の如く発想が生まれてくる
わけですね。
発想のコツって何かありますか?」
Tさん「コツですか?うーん、それは、
『前へ進む』ことですね。
そして、前へ進むと、必ずそこで、
気づきがあります。学びがあるのです。
だから、また前へ進む。
この繰り返しが成長なんですね。
私は、貧乏性なのか、怖いのか、
立ち止まれないのですよ(笑)」
63歳のTさんの言葉は、当時29歳
の私の心に強く強く響いたのです。
登りて低し、富士の山
ある夏の日、Tさんからこんなことも
教えて頂きました。
私「Tさん、上司から依頼された新しい
テーマがハードルが高すぎて、私には
手に負えません。本当に無理そうです。
どうしたらいいでしょうか?」
するとTさんが、自分のノートを開いて、
大きくこう書いたのです。
「登りて低し、富士の山」
私「えっ、なんですか、これ?」
と聞きました。
するとTさんは、会議室の窓から
本物の富士山の頂上を指差して、
「菅さんは、あの富士の山頂に毎年
登っておられますね。
一回目に登る前と今では、どんな
気持ちの違いがありますか?」
と聞かれました。
私「それは・・・一回目の登山の前は、
不安しかなかったです。
それに実際、登ってみて、
『人生でこんなつらいことは無い』と
感じたほど、本当にしんどかったです。
帰りには『もう二度と登るまい』と
思ったのですよ。
でも今は、毎年会社の仲間と登っている
うちに、人が増えてきました。
それが楽しいです。
それから、ルートにも慣れてきて、
途中休みながら登ることも覚えたので、
そんなに大変では無いですね。
むしろ毎年想定外のことが起きて、
それをみんなで協力して乗り越える
ことが、楽しみになってきました。
結局、全員が何とかして登って、
降りてくるんですよ。」
Tさん「そうなんですね。菅さんの
楽しさが伝わってきますね。
仕事もそれと同じですよ。
はじめに難しいと思いながら取り組む
から、難しくなるのです。
麓から見ると、あんなに高い富士山
の頂上にも、菅さんは今楽しみながら
登ってますね。
菅さんなら大丈夫!
仕事のテーマも、はじめにその気持ち
から取り組めば、きっと楽しめますよ。」
と言ってニコニコされたのです。
「菅さんなら大丈夫!」
私の心にこの言葉が、響きました。
宝物です。今でも思い出すだけで胸が
熱くなります。
これ以来、新しい業務テーマを始める時は、
「登りて低し富士の山」と富士山頂を
思い出し「俺なら絶対できる!」って
心の中で叫ぶ様にしています。
するとリラックスできて、身体の奥から
勇気がわいてくるのです。
Tさんは、教えない
今思うとTさんの対話の方法は、
特殊でした。
理由は、実際の対話では、Tさん
からの5W2Hの質問に、私が答える
ことが、ほとんどだったからです。
どのようにしてやるのか?
やるかやらないか?
いつ?誰と?何を?いくらで?
を決めるのは、すべて私でした。
Tさんは、質問・問い立てが絶妙
だったのです。
私はTさんに出会ってはじめの
うちは、「アホな私が決めること
はあり得ない。」とたかをくくって
いました。
でも、Tさんが私の
「アホな意見や提案すべて」を
受け入れてくれたことや、自分
の意見を押し付けたり、
私の意見を否定したりすることは、
本当に無かったのです。
だから、はじめは不安でしたが、
私の心には「俺でいいんだ!」
と言う、自分を受け入れ認める
気持ちが、どんどん大きく
なっていったのです。
Tさんが国会図書館に本を借りに
行った時も、参考資料を調べに
行ってくれたのみで、実際に選んで
決めて動いたのは私でした。
そして、試行錯誤の末に、実験で
役に立つ結果が出たのは、
まぎれもない事実だったのです。
「アホな私でもできた!」
これが私に大きな大きな自信を
与えてくれたのです。
つまりTさんは、強烈なサポートや
励まし、応援はしたけれど、
「正解」を教えると言うことは、
殆どしなかったのです。
Tさんが怒った!
Tさんが一度だけ、私に怒ったこと
があります。
それは、私がTさんと出会い3ヶ月
ほど経った日のこと。
私は、新しい仕事をしながら、
Tさんと行った実験の報告書を、
書いていました。
完成した報告書の中身をTさんに
見てもらい、推敲してもらった
のです。
Tさんの推敲は、いわゆる「赤入れ」
なので、本当に報告書が真っ赤に
なるほど、添削されました。
推敲が6回を越えたころです。
Tさんに会議室に呼ばれました。
私は「もうさすがに終わりだろう」
と思いながら部屋に入ったのです。
すると、Tさんの表情に、いつもの
笑みがないのです。
私はただならぬ異変に気づきましたが、
Tさんの前に座りました。
するとTさんは、A4の報告書の
束を持ちながら、こう言われたの
です。
Tさん「なぜ、あなたは『謝辞』
の欄に、この6人の名前を書かない
のですか?
この方々の名前が無いことは、
報告書本文の間違いよりも、
残念です。」
と悲しげな声で、でも私の目を
じーっと見て言われたのです。
私「えっ、あのぉ・・・・・」
私は、この言葉に驚き絶句し
ました。
まさか報告書の「謝辞」を指摘
されるとは、思ってなかった
からです。
※この工場は24時間稼働で製品
を製造。6人の方々は、製造の
現場で夜勤をされていて、今回の
我々の実験のお手伝いを依頼した
方々でした。
私がしばらく黙っていると、Tさんは、
この6人のフルネームを書いた紙を、
私に差しだし、更にこう続けました。
Tさん「菅さん、この技術レポートに
『謝辞』をきちんと書くのはもちろん、
この6人の方々に、実験の説明会を
開いてください。」
私「えっ!説明会ですか?私そんな
ことしたことないです。
第一この仕事は、もう終わっていて、
次の仕事に取り掛かっています。
忙しくて難しいです。
それに、説明をするなら、うちの
上司がすると思います。
『謝辞』も現場の方々がこのレポート
を読むなんて、思っていなかったので、
書きませんでした。」
私は、Tさんのまさかの指摘と
要望に、とりあえず反論をして
いました。
するとTさんがこう言ったのです。
「菅さん、このレポートの役目は、
書いて終わりではありません。
これから、現場で使われて、
はじめて役に立つのです。
このレポートには、それだけの
『価値』があります。
その『価値』を一番わかって
いるのは、菅さん、あなたです
よね。
だから、あなたが説明するのです。
もし菅さんが、ここから別の
事業所に転勤になったとしても、
現場の人達にきちんと説明して、
この価値を、納得してもらえれば、
必ずこの成果が、この工場に
生きます。
わかりますか?
これは、あなたの仕事なんですよ。
そしてこれが、菅さんの
『やりたかった仕事』ですよね?
違いますか?」
Tさんは、更に厳しい表情で
こう言われたのです。
私は、動けませんでした。
その時、私の「やりたかった仕事」
と言う言葉が胸に突き刺さった
のです。
これは、Tさんに出会った初日に、
私が言った「音楽で世界中の人と
つながり、みんなを笑顔にしたい!」
のことだと、すぐに気づきました。
後日私は、上司にこの話をし、
現場の6人の方に説明会を開き
ました。
結果、6人の方々にはとても
喜んで頂きました。
その時、現場の方々と初めて
血の通った対話をしたのです。
その後も、現場にはたびたび
出かけて交流するきっかけに
なったのです。
■これ今日のポイントです!
~~~~~~~~~~~~~~
リーダーの要素として、
率先垂範で「前へ進む」は大切。
・「行動」と「学び」は、常に対で
行われる。
「行動」するから「気づき」があり、
「気づき」があるから「学ぶ」
のである。そしてまた気づき「行動」
する。
こうやって人は、スパイラルアップ
しながら「成長」していく。
・「気づき」を大量にノートに
書くと「行動」と「学び」は
加速し、爆発的に動き出す。
行動すると、つまり経験を重ねると
「学び」の対象は、ますます増えて
いく。
あなたの価値観に沿った
「集中と選択」が必要。
すると「学び」は一生もので
あることに気づく。
・「登りて低し、富士の山」
仕事に取り組む姿勢は、いつも
わくわくする気持ちになり、
あなたらしく取り組もう!
すると、いつの間にか、頂上に
立っていることに気づく。
・仕事の成果をひとりで抱えない。
オープンにしよう!
仲間の「気づき」がまた多くの
「気づき」を生み「行動」へ
つながる。
この風土がチームを成長させ強く
していく。
~~~~~~~~~~~~~~
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ご意見、ご感想など応援
メッセージをお送りくださいね。
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参加費は無料です。
~~~~~~~~~~~~~~~~
岸見一郎・古賀史健著
「嫌われる勇気」
→事前にこの本に目を通してから
ご参加ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~
◉「嫌われる勇気」について
アルフレッド・アドラーは、1870年
生まれのオーストリア出身の精神科医、
心理学者、社会理論家です。
100年の時を経たコロナ禍の今、
この本には我々が、これからの人生を
たくましく生きるためのヒントが、
たくさん出てきます。
人が幸せになるための基本を知る
こと、そして対話により腹落ち
すること。
そして、個人が「生きる姿勢」を
整理して、未来への指針を描くこと。
それは必ずやあなたの人生に、
たくさんの気づきと喜びを与えて
くれるでしょう。
この読書対話会は、コーチの
すがちゃんが解説を加え、参加者
の皆さんと対話を楽しみながら
進行していきます。
◉オンライン開催日程
※参加申し込みは、順次Facebook
とこくちーずにて受け付けています。
※オンラインはZOOMを使います。
URLは、申込みをされた方に個別
送付いたします。
◆第一夜:トラウマを否定せよ
1/24(日) 8:00~10:15
◆第二夜:すべての悩みは対人関係
2/7(日)8:00〜10:15
◆第三夜:他者の課題を切り捨てよ
2/21(日)8:00〜10:15
申込み:こくちーず
https://www.kokuchpro.com/event/11c89f9ae2bf68dfd149b548d3d47b12/
◆第四夜:世界の中心はどこにあるのか?
3/7(日) 8:00~10:15
https://www.kokuchpro.com/event/58361a5c9ccba7cccd70e2bd04583377/
◆第五夜:「いまここ」を真剣に生きる
3/28(日)8:00〜10:15 ※日程注意!
https://www.kokuchpro.com/event/5162549a9dcc55fd7aeac165fbc5cf20/
◉読書会について
■大切にしていること
この会では、
・みんな違ってみんないい。
・全員フラットな関係。
・良いも悪いもない。正解も間違いもない。
・対論で無く対話をする。
だからなんでも思ったことを話して大丈夫!
そんな空気感を大切にしています。
■読書対話会ルール
・参加する方は、「幸せになる勇気」
を事前にできるだけ読んでから参加
して下さい。
(さらっと目を通す~深く読むまで、
読み方はお任せします。)
・フラットでリラックスした関係を
大切にしてください。
・参加者全員が主役です。対話には
正解もありません。評価もありません。
他人への押しつけ・否定は禁止します。
・1冊の本について、そこから得た
感想や気づきをホンネで語り、また
他の人の声も傾聴して下さい。
・守秘義務(個人の話は他言しない)
・オンライン対話ツールとして
ZOOMを使用します。
基本「映像」「音声」ともにミュート
を外してご参加下さい。
そんな”場づくり” にぜひご協力を
お願いします。
どうぞお気軽にご参加下さい♪
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ポジティブアプローチ 代表
“笑顔で生きる!”全力応援コーチ
菅 圭二(SUGA KEIJI)
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◎クライアント様の生の声(一部)
https://suga-coaching.net/2020/07/22/voice/
◎すがちゃんの、劣等感を撃退する方法!(動画)
https://youtu.be/aDqcJ2RZqDo
◎すがちゃんねる(動画)
【星野源さんと手話でコラボしました!】
https://youtu.be/NxqJ47w7HOc
◎新ホームページ・ブログ・クライント様の声
【変わりたいのに、変われないあなたへ】
H.P. https://suga-coaching.net/
blog https://suga-coaching.net/blog/
◎CTIコーチ紹介:
https://www.thecoaches.co.jp/coach_profile/user/suga_keiji/index.html
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