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異文化が交差するシェアハウスで再会した「仕事のワクワク」

私は、東京郊外のシェアハウスに住んでいます。様々な国の若者と暮らす刺激的な日々の中で、私が大切にしてきたのは「仕事はワクワクするものであるべき」という信念です。

月曜日が待ち遠しく、上司や同僚と未来を語り合うことに胸躍る。そんな理想を抱いてきました。

ゴールデンウイーク最終日の朝、キッチンで台湾の青年と出会いました。

「すがさんは明日からお仕事ですか?」と流暢な日本語で話す彼の純粋な眼差しに、「今日も仕事だよ。人の変化に寄り添うコーチングは本当に楽しいんだ」と答えました。

すると彼は目を丸くし、「仕事が、楽しいのですね!すごいですね!」と驚嘆しました。

彼の言葉は、仕事の「ワクワク」という感情の素晴らしさを改めて教えてくれました。

コーチング10年。いつの間にか仕事は日常に溶け込み、その喜びを忘れかけていたのかもしれません。

壁にぶつかる時、「おかれた場所で咲きなさい」「仕事は選べない。でも態度は選べる」という言葉がよぎります。どんな状況でも、自分の心の持ちようが大切だと信じてきました。

しかし、青年の曇りのない言葉は、私がこの仕事を選んだ原点にあった「楽しさ」を鮮やかに蘇らせました。

10年前、「本当にやりたいことをやる!」とマイコーチと約束した日の決意。それは、心をワクワクさせる道を選ぶという覚悟でした。

私は青年に「自分に嘘をつかないで選んだ仕事だから、毎日が本当に楽しいんだ」と伝えました。彼は深く感銘を受けた様子で何度も頷いていました。

人生の目的を持って異国へ来た彼の瞳には、強い希望の光が宿っていました。

それは、自分に嘘をつかず、ワクワクする仕事を見つけようとする覚悟でしょう。

月曜日を待ちわびる私の仕事への理想と、彼の未来への真摯な姿勢が、静かなキッチンで共鳴しているように感じました。

彼の挑戦を心から応援したい。

そして私も、日々の仕事の中で「ワクワク」を忘れずにいたいと強く思った朝でした。

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