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コミュニケーション力能力向上の鍵となる「言葉」とは?

私は、10カ国ほどの外国人が7割を占めるシェアハウスに住んでいます。

日々、地球の裏側から来た人たちと生活を共にする中で、文化や習慣の違いによる「コンテクストのズレ」を肌で感じています。

先日、インドから来た若者が、手で夕食を食べていたことには驚きました。

彼にとっては、手で食事をすることはごく自然な行為であり、むしろフォークやスプーンを使う方が不自然に感じるのかもしれません。

また、モンゴルから来た方は、「これが私の家族だよ」と言って、雄大な景色と共に牛や馬達の写真を見せてくれました。

彼らにとって、家畜は単なる動物ではなく、生活を共にする家族のような存在なのだと感じました。

アメリカ人の友人と「今度一緒に○○に行きましょう」と誘った際、「ノーサンキュー」とあっさり断られたこともあります。

日本人の感覚では、誘いを断る際に、もう少し丁寧な言葉を選ぶことが多いように思います。

しかし、彼らにとっては、ストレートに自分の気持ちを伝えることが大切なのだと理解しました。

平田オリザ氏は、「わかりあえないことから」の中で、「コンテクスト=contextは、本来は文脈という意味だが、ここではもう少し広い意味で、『その人がどんなつもりでその言葉を使っているか』の全体像だと思ってもらうといい」と述べています。

この「どんなつもりで・・」と言う言葉は、まさに私のシェアハウスでの経験を表しているように思います。

シェアハウスのメンバーは、きっとこの「コンテクストのズレ」をある程度意識して日本へ来ているはずです。

異文化に触れ、新しい価値観を学び、自分の持っている文化と擦り合わせたい、という好奇心や関心を持っているからこそ、この多様なコミュニティを選んだのでしょう。

私自身も、日本にいながらにして、世界旅行を楽しんでいるような気分です。

しかし、この多様な文化が共存するためには、お互いの「コンテクスト」を尊重し、理解しようとする姿勢が不可欠です。

シェアハウスでの生活を通して、私は「コンテクストのズレ」がいかにコミュニケーションに影響を与えるかを実感しました。

平田オリザ氏の言葉通り、言葉の表面的な意味だけでなく、その言葉の裏にある「その人がどんなつもりでその言葉を使っているか」を理解することが、真のコミュニケーションにつながるのです。

異文化理解は、単なる語学力だけでなく、それぞれの背景にある文化や価値観を理解することだと改めて認識しました。

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