”褒める”よりも、心がホッコリする言葉とは?
反映・認知ってご存じですか?両方ともコーチングで使うスキルなのですが、これらは相手の行為に焦点を当てる”褒め言葉”や”意見・感想”ではありません。
ここよく誤解されるのですが、反映とは、相手に何が起きているのかを評価・判断なく、そのまま明確に言葉にして伝えることです。具体的には、「その話をされる時、表情がぱーっと明るくなりましたよ。」と言う風に伝えたりすることです。
そして認知とは、相手に揺るぎない自信を与えます。その人がどんな人なのか?という、受け手の内にある特性や姿勢を認め感じたままを伝えます。具体的には「あなたは、本当にご家族への愛情が深い方ですね。」と言った伝え方をします。
僕はコーチングの時以外の普段の生活においても、反映・認知をお相手に伝えることを心がけています。理由は、これに気づいて意識して使うととにかくコミュニケーションが楽しくなり、対人関係も良くなるからです。
目次
反映・認知の言葉は国籍をも越えた!
昨夜のことです。夜中の0:30に、シェアハウスの玄関で台湾から来たマッチョなお兄さんとドイツから来たお兄さんが、ビリヤードをしていたのです。
僕は二人とは殆ど話をしたことがありませんでした。
僕がシャワーを浴びようとその横を通り過ぎた時に
「あのーあなたは日本語の先生ですか?」って台湾のお兄さんが話しかけてくれました。
「えっ?違いますよ、僕はプロのコーチです。それと幼稚園の先生をしています。」
って言ったら、
「へー!コーチングですか」とドイツの方が突然反応。どうもコーチングに思い出があるようでした。
すると、台湾の方が、
「あなたはとても優しい人、だから日本語の先生かと思いました。」と、たどたどしくそして照れながら言ってくれたのです。
僕は嬉しくなり思わず、
「あなたこそいつも優しい笑顔をされてますよね!うん優しそう!」って反映したら照れくさそうに笑ってました。
このやりとりほんの1分ほど。
恐らく勇気を持って声をかけてくれたのだと思います。その気持ちがとても嬉しかったんです。
年齢・国籍を越えて心が通い合う瞬間っていいですね。心がホッコリしました。
ありがとうございます。
これからもこのシェアハウスの方々を応援したいなぁと思いました。
僕は普段の生活の中でも反映・認知の言葉をかけることを心がけています。
その理由は、とても楽しいからです。
特に初対面の方との対話の中では、信頼関係をつくるのにとても役立ちます。
反映・認知をしながら気づいたのは、どちらが上だとか偉いとかの縦の関係を捨てやすいことです。
年齢も国籍も関係なく、横の関係そして信頼関係をつくるのに反映認知は最適なんですね。
これからもどんどん使っていこうと思います。